自分史のテーマを見つけられない

この文章を読んでくださっているみなさんの中には30代、40代の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自費出版における自分史はたくさんの人生経験がないとだめなのではないか、定年をすぎてからでなければ書けないものなんだと思い込んらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし、自費出版における自分史というのは人に見せる以外にも未来に向かっていくために過去をまとめて生き方の今後の羅針盤としたり、思春期の方であれば現在における自分の人生のあり方を再確認したりすることにも使えますので年令問わず行う価値のある活動だと思います。
そんな中で大きいものから小さいものまで自費出版の自分史のタイトルやテーマをつけていくのが難しいという方も多いと思います。
そこで、私になりにまずは例となるポイントを2点あげてみました。

  • 歴史を振り返る
    私は平成生まれに近い人間なのですが、宗教に関する大きな事件や社会制度の変化、経済の変化をはじめ、ITテクノロジーの発展と共に過去を類をみないほどに社会だけでなくそれにともなって人々の価値観さえもすさまじい勢いで今もなお変化は続いています。
    そんな中私達の世代であれば教育の変化も大きく、ゆとりやつめこみ教育など定義する言葉もかなり増えましたね。
    生きている以上、そういった社会の変化と関わりの無い方はほぼいないのではないでしょうか。
    そういったことに関して自分を語ってみるのはどうでしょうか。
  • 自分のいきざまを振り返る
    先程の歴史の変化について述べましたが次はそれに対して、自分がどのような生き方を選んできたか格好良く言えば生き様のようなものです。
    まだお若い方でも、どんな高校をどのような理由で選んだのか、なにがまだわからなくて、何を知りたいのか、などなどあると思いますが、自分の現在までの生き方についても書く価値が大いにありそうですね。

自分を掘り起こしてみよう

自費出版における自分史のネタ探しにおいて今回は、自分の歩いてきた人生を振り返るということ自分の起源について書くということ以外にみなさんにお役にたてるもの、いわゆるネタの作り方はないかなと考えました。
それでは早速例をあげていきましょう!

  • 趣味について書いてみよう
    若い頃から趣味を持っている方はそのハマっていることの総まとめとして書いてみるのはいかがでしょうか。
    私であれば別に小さい頃からではなく、ごくごく最近の話ですが多肉植物や観葉植物のポトスとサンセベリアを大量購入して
    育てているのでその育て方やおおまかな成長記録のまとめがそれに当てはまりますね。
    自費出版における自分史において、イラストやビデオカメラなどの映像作品などの作品集をつくるのも面白いと思います。
  • 文学をやってみる
    先程の趣味と似ていますが小説やエッセイ、童話、俳句・短歌などはじめるのに道具なども含めた敷居が低いことをしてみるのもいいかもしれません。
    頭の中のことをすぐにアウトプットできるので、みなさんの才能が現れてくるかもしれませんね!
  • 歴史について
    例えば、今住んでいる地域の歴史を学んでみるというのはどうでしょうか。
    私の町であれば、すぐ家の近くにお寺があったり小さいですが神社があったりします。

こういったものは普段目にしますが気にしていないものです。
ですが自費出版における自分史をつくるときにこういったことも調べて見ると自分のご先祖さまのことがわかったりすることもあるかもしれません。

古文書をみたり、そういったことを調べてまとめておくことで、みなさんが作られた自分史を他の人が見たときに効率よくその街のこともわかるかもしれませんね。

原稿つくりのコツ

自分史をはじめとした自費出版において原稿作りとはどのように行えばいいのでしょうか。
原稿作りは手書き原稿とデジタル原稿があると思いますが、それぞれによって制作のコツも変わってくるのではないでしょうか。
それぞれの場合についてみていきましょう。

手書き原稿の場合において、まとめにくくならないように同じ原稿用紙は使ったほうがよさそうですね。
あとで編集者が文字を読んで入力することを考えるとミスが起きないためにも1マスに1文字をしっかりと見やすい字面で書いていきたいですね。
何度も書き直したりすることもあるかもしれませんがその場合は新しい用紙で再度記入してしまったほうが後々のトラブルとそれにかかる時間を考えてもいいのかもしれません。
原稿用紙には通し番号をつけておかないと順番がわからないので、必ずつけておきましょう。
写真やイラストの挿入部分は指示書きも必要ですね。
デジタル原稿の場合はどうでしょうか。
近年だと手書き原稿よりも著者がパソコンでデータを作ることのほうがメインになっていますね。
編集者さんもそれをそのまま文字データとして使用しちるのではないかと思います。
なので原稿に問題がなければ、すぐ編集者さんのパソコンに移行することができるのではないかと思います。
しかし完全に移行できるようにしておくにはフォーマットが違うかったりすることを避けるためにもデータはテキストデータだけにしておくほうがよさそうです。
また、バックアップをとっておくことやもっと気をきかせるならコピーした用紙も渡しておいたりファイル一覧のファイルを作っておいたりなどしてもいいかもしれません。

本の綴じ方

紙媒体として自費出版を行う場合には、当然ながら印刷後に製本をする工程が発生します。製本は大きく分けると、上製本と並製本の二種類があります。上製本はその名の通り上質なためしっかりした作りとなりますが、その分コストが掛かります。並製本は簡易的な作りになる場合が多いですが、コストが安く早めに完成するそうです。

上製本に用いられるものには、糸かがり綴じというものがあります。これは背表紙に糸を通して固定をしているため、糸の部分まで大きくページを開くことができます。例えば写真集や写真の載った図鑑などに使われます。また、写真などを片面印刷し、半分に折った接着面を貼り付けして製本したものをアルバム仕上げといいます。折っているためにページが分厚く、こちらも上製本のうちのひとつです。ページ数の少ないアルバムなどに向いているそうです。

並製本で一般的なものは中綴じと言われ、ページごとに折った紙を針金で固定します。薄めで少しページのあるパンフレットに向いており、安価で大量生産がしやすいです。パンフレットよりページが多い場合は、平綴じという方法を使います。背表紙を針金固定するのに加えて、さらに糊付けをしています。更に文庫本ほどの厚みを持つ場合は針金などを使用しない無線綴じという方法になるそうです。他にも針金も糊も使わないミシン綴じという方法や、穴を開けてリングに通すという方法もあるそうです。一般的な方法以外は、基本的には費用が高くなるということは共通しているようです。

自費出版をする時には、自分の制作したい物に合わせて綴じ方も考えなくてはいけません。ページ数と費用を考えながら、自分に合った方法を選択しましょう。

悪徳な出版社の手口

自費出版を行っている出版社の中でも、悪徳なものがあります。

例えば契約内容が不明瞭である場合や、相場より極端に金額が高い場合などがあるそうです。契約内容に関しては、例えば書店流通を約束していたものの、実際には契約書に記されていないという場合です。

急いで契約を結ばされそうになってもまずは契約内容をきちんと確認し、怪しい点がないかを確認する必要があるでしょう。話を聞く前に、初めにインターネットで検索をして、その出版社の口コミを確認するという方法もあります。評判の良い出版社を選んでおけば、問題は起きにくくなると言えるでしょう。

自費出版のよくある手口として、もうひとつは共同出版を持ち掛ける、というケースがあるそうです。自費出版は全ての費用は自分で支払って本を制作しますが、共同出版は出版社がいくらかの出資をして、共同という形で出版を行うそうです。そのため、自費出版よりも安くなる傾向にあるそうです。

これは小説の分野が特に多いそうですが、まず賞金の出る公募を行い、そこで落選をした人に対して「賞には届かなかったが将来性を感じた、共同出版と言う形でなら出版したい」などと話を持ち掛けるそうです。話を出された人は「賞に届かなかったが実力を認められた、出版社にお金を出してもらえる」と喜んでしまい承諾してしまうという流れだそうです。

しかし共同出版は、初めから出版社が高い値段設定をしている場合、自費出版とほとんど費用の普段額が変わらなくなってしまうそうです。本当に将来性のあるもの、出版したいと思ってもらえるものであれば、こちらがお金を払う必要はないはずです。話を持ち掛けられた時には、本当に共同出版をしても良いのかよく考える必要があるでしょう。

自費出版の編集・校正

文章を書いた後、最後に見直しや推敲をすることは大切です。特に自費出版においては書いたものがそのまま本という媒体になるので、しっかりとした見直しが必要です。また、自費出版はアマチュアが書いた場合が多いので、第三者の目を通すことで文字の間違いなどを指摘してもらうこともできますし、クオリティを上げることができるでしょう。変換や表現の間違い、文章の読みにくい部分や文体の乱れなど、意外と自分では気付けないという部分も多いと言えます。

編集や校正は、それを専門としているプロと言えます。出版社によっては校正・編集をプランとして一緒に行ってくれる場合も多いそうです。ただし、出版社によっては回数が決まっていてそれ以上は行ってくれない場合や、簡単にしか見てもらえないという場合もあるそうです。どれだけ対応してもらえるかしっかり確認の上、自分に合った出版社を選ぶことが大切と言えます。元々プランに組み込まれていないという場合は、編集・校正自体を諦めて全て自分で行うか、別の外注を探す必要があります。ただし全て自分で行うという場合、よほど慣れている場合でなければ非常に難しいと言えます。その場合は、書いたものを、時間を置いて見直すなどの工夫をして、なるべく第三者の目に近付けて読み直すことが大切です。しかしあくまで自分で書いたものを自分で読み返しているので、全体の流れを客観的に見ることができない場合や、そもそも間違えて覚えている表現を正せない場合も多いので、プロに頼んだ方が安心と言えます。外注で頼む場合、文字数によって単価が変わってきます。専門的な内容かどうかや英文かどうかなどでも変わってきますので、よく調べる必要があるでしょう。

 

自費出版の契約内容

自費出版は、規模にもよりますが大きな金額が動く場合が多いと言えるでしょう。制作した書籍を書店流通させるかどうかにもよりますが、その後に利益が発生することもあるでしょうし、作品ですので著作権が関わってくる場合もあります。この時、出版元としっかりとした契約を交わしておらず、また、その内容が明確になっていない時にはトラブルになってしまうこともあると言えるでしょう。

このようなトラブルを避けるために一番必要なのは、契約内容を明確に、書類として残すことです。まず契約の段階で、お互いに誤解がないかをよく確認しましょう。同じ言葉でも意図や細かいニュアンスが違っている場合がありますので、その都度しっかりと話し合いましょう。話し合った内容は、必ず契約書にまとめましょう。契約書に判子を押す段階になって中身が違っていたということがないように、中身を確認してから契約を結びましょう。特に確認すべき箇所は、実際にお金が動く印税の支払いや費用に関する部分と、権利がどこにあり期間はどれだけ保障されるかどうかの部分です。中には自費出版を狙った悪質な出版社もあると言われています。口頭で言ったにも関わらず契約の段階で覆してくることや、費用を釣り上げてくることがあるそうです。自費出版に限らずですが、契約書に押印するまでに急かすような場合は特に注意が必要です。押印前に、自分に不利益な内容になっていないか、契約解除は問題なくできるかなどを確認しましょう。自費出版の場合、自分の作品を世に出すからと気持ちが逸ってしまうことがあるかもしれませんが、少しでも怪しい、納得できないと感じた場合には一旦契約書を持ち帰るなどして、よく吟味をしましょう。

装丁の種類

上述したようにフランスでは書物の装丁に華美な装飾を施しました。装丁を担った職人はルリユールと呼ばれ、現在でも存在する職業です。ルリユールの造る装飾は芸術の域に達するもので、日本人も含めた外国人には縁遠い書物かもしれません。その日本人にもよく知られている装丁がペーパーバックです。18世紀まで本の表紙はハードカバーのみでした。その後製紙・印刷技術が発展するにつれて、ペーパーバックが散見するようになります。ペーパーバックは布や厚紙を使用しないため、大量生産がさらに進むこととなりました。携帯性に優れているばかりか、価格も安く、本は高いというイメージを抱いていた当時の庶民にとっては革新的な装丁でした。ペーパーバックの売れ行きをさらに加速させたのは、意外にも世界大戦でした。その携帯性ゆえ、兵士がこぞって買い求めたのです。時代がさらに進むと、純文学の作品は先ずハードカバーで出版されて、しばらくしてからペーパーバックで再販されるというパターンが定着しました。日本でもこの出版形式は踏襲され、ハードカバーで世に出された後、文庫本で書店に並ぶようになっています。

日本における装丁の歴史もバラエティーに富んでいます。西洋の後塵を拝し、しばらくは巻物の時代が続きましたが、その過程で折本という技術が生まれます。巻物を折りたたみ、表紙を付けたのです。その後折本は進化して糊付けで綴じる方法が出来ましたが、虫の害がひどく、糸で綴じる冊子が主役に躍り出ました。ちなみに草子の語源は冊子だと言われています。明治維新以降は活版印刷術や洋紙が行き渡り、尾崎紅葉のような文豪も装丁に拘るようになりました。

 

 

装丁の歴史

紙の本を自費出版する場合、製本についても自由に選ぶことができます。ですから装丁の種類くらいは事前に学んでおくべきでしょう。我々がイメージする(紙の)本の形態は、紀元後初頭に古代ローマで生み出されました。それまではいわゆる「巻物」だったため、活字を読むためには両手で持たざるを得ませんでした。本が登場したことによって保管が容易になり、持ち運ぶのも一段と楽になりました。この「冊子」は、主に聖書としてヨーロッパ各地に広がったのです。

ヨーロッパでは聖書は字義通り「聖なる」対象でしたから、宝石や象牙で装飾することも多く、書物の装丁は大仰な有様でした。しかし15世紀に入るとグーテンベルクの発明した活版印刷術によって聖書の印刷が革新され、装丁の様相は変わり始めます。それまでは僧侶が書き写していたわけですから、書物は大変な貴重品でしたが、印刷によって大量生産が可能になり、シンプルな装丁の安価な書物が横溢するようになりました。同時にそれら大量生産品としての書物に独自の装飾を施すことで、自分しか持っていない本を作りたいという欲求も生まれました。主にフランスで特別装丁の文化が流行るのですが、プロテスタントの国々は贅沢を慎んだという時代背景があったのです。

面白いのは装飾文化の衰退を恐れたルイ14世の定めた法律です。「印刷業者と装丁業者の兼業を禁止する」との定めは印刷業者を困らせました。印刷業者は製本できず、「仮綴じ」の状態で出版することになったからです。この地味な「仮綴じ本」を手にした購入者は装丁職人に依頼して飾ってもらうことで、初めてまともな書物を手に入れることができました。

 

 

手抜きは見破られる

プロフィールを送るつもりで、自身のホームページやブログのURLを添付するという売り込み方が近年増えつつあるようです。しかしそれは、言ってしまえば「手抜き」であるのではないでしょうか。自身の文章や人間性を知ってもらうには、ホームページやブログを見てもらうのが一番であるという判断であったとしても、それならばまず、ページをサンプル原稿として企画書と共に郵送するべきではないでしょうか。インターネットというものは便利ではありますが、編集者にとっては、ページを開く手間がかかってしまうでしょう。メール添付の場合も、クリックするだけとはいえ、その添付の趣旨が伝わっていなければ、ただの「手抜き」売り込みと取られてしまうのではないでしょうか。企画書やプロフィールを簡潔にすることと、手間を省くというのは少し違うのではないでしょうか。ホームページを見てもらいたいと思うなら、そのための企画書をしっかりと作成し、詳しく知りたいと思ってもらうべきではないでしょうか。激務の中、URLが添付されているから見てみようなどという短絡的な考え方はまずしないでしょうし、そのような手抜きの売り込み方をしてくるような作者に面白い原稿が書けるとは思ってもらえないのではないでしょうか。本当にホームページがアピールポイントであるならば、手間をかけて企画書とサンプル原稿を作成するべきでしょう。また、ホームページのどの部分を見てもらいたいというように要点をまとめておくことも重要でしょう。ここでも重要なのは、審査してもらっているという自覚です。面白いものを書いていれば良し、という考え方は自費出版では到底通用しないと思っておいたほうが良いでしょう。